はじめに

「呪いのビデオの長い髪の女」というタイトルを見た時点で、これはただのAVではないと覚悟していた。実際に手に取ると、パッケージから漂うB級ホラー感に逆に期待が高まる。私はいつもの通りMeta Quest 3を装着し、暗めのリビングで再生ボタンを押した。

ゴーグルの中に広がるのは、昭和の香りがする古い和室。目の前には場違いな大型テレビが置かれ、そこに映るVHS映像には井戸から這い上がる長い髪の女の姿。AVだと分かっていても、女が画面から勢いよく飛び出してくる瞬間は体がビクッと跳ねる。ホラー演出が本格的で、「怖いけどエロい」という不思議な高揚感が始まった。

この作品の魅力を一言で言うなら、「恐怖心よりも性欲が勝った主人公と幽霊の狂騒曲」だ。元々VR作品は数多く見てきたが、最近は似たようなイチャラブ展開にやや食傷気味だった。そんな中で本作は冒頭から裏切られる。スマホゴーグルでも視聴可能だが、できればMeta Quest 3のようなスタンドアローン型のヘッドセットで見てほしい。立体感の差が歴然としている。

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魅力を一言で

  • 呪いのビデオから出てきた長い髪の女と、恐怖より欲情で戦う異色のストーリー
  • 女優さんの「幽霊→メス堕ち」していく演技の変化がとにかく秀逸
  • テレビの前で展開される至近距離の立体感は、VRならではの体感
  • 恐怖演出とエロ描写のバランスが絶妙で、飽きずに一気に見られる
  • 王道のイチャラブVRに疲れた人ほど刺さる企画力
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見どころ

テレビから飛び出す幽霊と逆転の発想

冒頭はしっかりホラーとして成立している。井戸から這い出た女が画面越しに近づき、そのままテレビから出てくる演出には「うわっ」と声が出るほど。しかし主人公は怯むどころか、白装束越しに見える体つきに発情してしまう。この「恐怖より性欲」という逆転の発想がたまらない。

快楽堕ちしていく「貞子風」の表情

見どころの一つは、抵抗する幽霊へのイラマチオ。長い黒髪が顔に張り付き、涎でぐしゃぐしゃになりながら睨んでくる様子は、ホラー感とエロスが混ざった唯一無二の画になっている。パート1では激しい手マンで幽霊を撃退するが、その後も執拗に攻め続け、テレビの中に逃げようとする姿を捕まえて快楽に堕としていく。こんな「幽霊を犯す」体験ができるのはVRだからこそだ。

パート2で見せる「メス顔」への豹変

Chapter2になると、それまで恨めしそうにしていた幽霊が完全にメス化。物欲しそうな目でこちらを見つめ、モジモジと恥じらいながら近づいてくる。セリフは一切ないのに、表情と仕草だけで心情の変化を表現する女優さんの演技力は圧巻。ドラクエのスライムが仲間になりたそうに見ている、あの感覚を思い起こさせる。加えて、立ちバックで白装束を脱がせる流れも美しく、スレンダーな肢体が露わになっていく過程に釘付けになる。ただ、この時点で幽霊感が薄れてしまうという意見もあり、抵抗しながら徐々に堕ちていく過程をもっと見たかったという声もあった。

最後の野外シーンは、春の陽射しの中で幽霊がフェラをしているという、ホラーとは思えないシュールな絵面。本作の諧謔精神が最も現れている瞬間だが、せっかくの屋外ロケーションで本番まで至らなかったのが残念という指摘もある。

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作品クオリティ

8K映像はテレビ前の情景を細部まで映し出し、白装束から覗く胸元や肌の質感が非常にリアル。ただ、作品全体が暗いトーンで進行するため、暗部にノイズが乗りやすい場面もある。「画質はそれほど良くない」という指摘も見られるが、明るいシーンでは精細さをしっかり感じられる。

音声面では、変な台詞がないことが逆に効果的。吐息や喘ぎ声に集中できるうえ、言葉を発しない幽霊役が放つ静寂が不気味さを高めている。女優さんは声を抑えた演技が上手く、ホラー特有の「うらめしさ」とセックスの「色気」を両立させている。一方で、男優がほぼ無言なのは好みが分かれるところで、幽霊との関係性がやや一方的に感じられた。

カメラワークには改善点も見つかった。Chapter2の一部で左右のカメラバランスが崩れる場面があり、没入感が途切れる瞬間があった。また、髪の毛を上げる画角が中途半端で「顔をもっと見たい」と思うことも。加えて、カメラが近すぎて視野から顔がはみ出す場面もあり、酔いやすい人は注意が必要だ。それでも総合的な作り込みは近年のVR作品の中でも群を抜いており、メガネ越しに触れそうな近さに何度もドキッとさせられた。

総合評価

  • 女優の魅力: 5(幽霊からメス堕ちする演技の変化が秀逸)
  • シチュ・シナリオ・構成: 4(設定は面白いが、Chapter2の展開が急で幽霊感が薄れる)
  • 没入感・距離感・カメラワーク: 4(近距離の臨場感は抜群だが、カメラの乱れあり)
  • 画質・映像: 4(8Kの精細さと暗部の粗さが混在)
  • ボリューム・バリエーション: 4(後半30分のセックスは充実、尺への欲も)
  • 非日常性・特殊性癖: 5(貞子風とエロの組み合わせは唯一無二)

まとめ

こういう「VRでしか体験できないこと」を突き詰めた作品を待っていた。ホラーとエロがこれほど高次元で融合した例は珍しく、企画力と女優さんの演技力に脱帽する。いわゆるイチャラブ作品に飽きてしまった人や、非日常的なシチュエーションを求める人に強くおすすめしたい。ただし、設定の作り込みにこだわる人や、暗い画面が苦手な人には、いくつか気になる点もあるかもしれない。

暗い画面中心なので、VR酔いしやすい人は環境を整えてから視聴してほしい。それでも、テレビから抜け出せない呪いの女と戯れるこの体験は、一度味わうと忘れられない傑作だ。